CASES 取り組み事例
地元の大学生が講師に!高齢者を対象としたスマホ講座の開催
峰地区まちづくり推進協議会(宇都宮地域共創学生集団UUAD)
端末操作
SNS
地域活動団体
導入団体名 | 峰地区まちづくり推進協議会(宇都宮地域共創学生集団UUAD) |
取組開始時期 | 令和3年9月~ |
デジタル活用の概要 | 大学生が講師を務める高齢者向けのスマホ講座の開催 |
講座内容 | スマホの基本操作・WEBサイトの検索方法・LINEの使い方など |
※UUADとは、2020年春に宇都宮大学地域デザイン科学部建築都市デザイン学科の学生有志によって
設立された地域活動団体のこと。
導入のきっかけ(背景)
高齢者からの要望が多いスマホ講座の開催
- 地域の方から、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の予約をしたいが、スマホやパソコンの使い方が分からないために、予約ができないとの声があった。
- また、今後ガラケーが利用できなくなるため、今のうちにスマホの使い方を学びたい高齢者が多くいた。
- このように、現代の生活でスマホは必要不可欠なツールとなっており、使い方を学びたい高齢者が多くいたため、高齢者向けのスマホ講座を開催した。
導入に至るまでの課題と進め方
地元の大学生が教えてくれる「安心感」
- 現在、各携帯キャリアでスマホ講座を実施しているが、普段付き合いのない人から教えてもらうのは不安だという声があった。そこで、もともと一緒に峰地区のまちづくり活動を行っていた有志団体UUADに声をかけ、講師として協力してもらうこととなった。(峰地区まちづくり推進協議会はUUADに講師として謝金を支払っている。)
- 高齢者はアプリをダウンロードすると個人情報が流出してしまうのではないかと感じる人が多いため、不安を取り除きながら、スマホの使い方を教えている。
導入による効果
スマホの利便性を実感
- スマホ講座を受講した方の反応は好評で、またやりたいとの声が相次いだ。
- 今まで、役員間や団体間の連絡は電話で何度も行っていたが、LINEの使い方を学んだことで、連絡手段がLINEに変わり、連絡の負担が減った。
- また、WEBサイトの検索方法を学んだことにより、自治会内でのお知らせ事項などを峰地区まちづくり推進協議会のホームページに掲載し情報共有している。
今後の展望
体験・経験してもらうことが重要!これからは、もっと多くの高齢者が学べるようにしていく。
- 自分で体験・経験することでより理解が深まるので、スマホ講座の開催は重要である。
- また、まちづくり協議会と学生が一緒に活動することで、人が代替わりしても取組を継続していくことができる。
- 今後については、高齢者はスマホ講座を1回受講しただけではすぐに忘れてしまうため、定期的に何回も開催する必要がある。
- また、市が提供するアプリの使い方や防災・防犯面に役立つような講座を実施し、地域の方が安全かつ便利な生活を送れるよう手助けしていく。
- さらには、スマホの使い方に関する動画やテキスト作成し、峰地区以外の高齢者にも学んでもらえるような仕組みをつくっていきたい。
峰地区のまちづくり活動について語る峰地区まちづくり推進協議会会長の塩竃氏
スマホ講座の講師をしているUUADの代表寺澤氏
峰三公民館と峰コミュニティセンターで開催されたスマホ講座の様子