CASES 取り組み事例
スマートフォン初心者,高齢者も安心!読み取るだけで避難行動がわかる「QRコード付きマイ・タイムライン」を作成
姿川地区連合自治会
端末操作
Webサイト
地域活動団体
実施団体名 | 姿川地区連合自治会 |
取組時期 | 令和5年6月~ |
デジタル活用の概要 | 災害時における避難行動を時系列的に整理した「マイ・タイムライン」をデジタル化し,QRコードを読み取るだけで確認できるようにした。 |
導入のきっかけ
- 近年,毎年のように大雨や台風などの風水害が頻繁に発生し,強風と大雨でたびたび被害をもたらしている。
- このような中,住民一人ひとりが,台風や集中豪雨などの風水害に備えて,「いつ」「誰が」「どこで」「何をするのか」についてをあらかじめ時系列で整理し,災害時にスムーズに行動できる体制を取っておくことが重要と考えた。
- このようなことから,姿川地区自治会連合会では,災害時において,誰もが簡単に災害レベルに応じた避難行動が取れるよう,デジタルを活用した「マイ・タイムライン(防災行動計画)」を考案した。
概要
- 姿川地区自治会連合会において,災害時など,“いざ”というときに避難行動が容易に確認できるよう,「マイ・タイムライン」をQRコードによりデジタル化するとともに,日常的に目にすることができるよう,コンパクトサイズのマグネット製で作成した。
マグネットシートのサイズは20㎝四方でコンパクトに!
使い方は簡単!災害レベルに合わせてQRコードを読み取るだけ!
工夫した点
- 紙ベースの「マイ・タイムライン」は,サイズが大きく“いざ”という時に使いづらい等,活用面に課題があった。
- このため,避難行動はQRコードを読み取って確認する方式にし,サイズを20㎠とコンパクトにして,さらに素材をマグネットシートにするなどの工夫を重ね,宇都宮市消防団姿川分団の協力をいただきながら,QRコード付き「マイ・タイムライン」を作成した。
- 地域の防災意識の高揚を図るとともに,高齢者等,スマホ初心者でも活用できるよう,自治会連合会主催で9月1日(防災の日)に合わせ,QRコード付き「マイ・タイムライン」を教材とした「スマホ初心者講座」を開催した。
受講者の様子
令和5年9月1日 スマホ初心者向け講座
【講座内容】
・ 基本操作のほかQRコードの使い方・読み取り等を学ぶ。
・ 実践の中で,姿川地区「QRコード付きマイ・タイムライン」を教材として使用する。
熱心に聴講する参加者の皆様
教材に「QRコード付きマイ・タイムライン(姿川地区オリジナル)」を使用!
今後の展望
- 今後とも,地域における防災意識の高揚や,高齢者など,スマホ初心者でも活用できるよう,地域のデジタル化に向けた取組を推進していく。
※ 令和6年2月開催の姿川地区「防災フェア」イベントにおいて,参加者へ「QRコード付きマイ・タイムライン」を配布予定。